飛行機以前は飛行機で移動している間の暇潰しと言えば機内に持ち込んだ書籍や雑誌を読んだり、シートに設置された個人用のモニタで映画を観たりゲームをして過ごす方法がありました。
ところが最近は機内での過ごし方が様変わりしていて、自分で持ち込んだスマートフォンやタブレット端末で動画を観たりゲームをして暇潰しをする人が増えています。

一部の航空会社は機内でもWi-Fiを利用したインターネット接続サービスを開始したので、機内に持ち込んだタブレットやノートパソコンを利用してネットに接続することが可能になりました。
例えば2018年1月時点において、全日本空輸であれば一部の機種で有料で国内線・国際線ともに機内Wi-Fiサービスを実施しています。
日本航空でも一部の機種で国内線で無料、国際線は有料で機内Wi-Fiサービスが利用できます。
全日本空輸は2018年4月1日以降に国内線の機内Wi-Fiサービスを無料にすることを発表しています。

日本航空と全日本空輸の両社とも国際線については有料サービスです。
短距離路線向けに時間制限が設けられているプランと、長距離路線向けに時間制限が無いプランが設けられています。
ちなみに時間制限が無いプランの料金ですが、全日本空輸であれば19.95$(100MBまで)、日本航空は18.80$(データ使用量無制限)です。
両社とも公式サイトで航空券の予約をする際に機内Wi-Fiサービスの有無を確認することが可能で、利用が可能な場合には機内でもステッカーなどで表示されています。

空港の建物内だけではなく飛行機の中でもインターネットを利用することができれば、移動中の時間を有効に活用して仕事をすることができます。
日本航空・全日本空輸・スカイマークの一部の機材にはコンセントが設置されているので、フライト中にノートパソコンを使用して仕事をすることができます。

単に飛行機の機内でネットに接続できるだけでなく、機内Wi-Fiサービスを利用して航空会社が提供するコンテンツを視聴することも可能です。
日本航空・全日本空輸ともにスマートフォンやタブレット端末に専用のアプリをインストールしておけば、フライト中にテレビ番組や航空会社が制作した動画を観ることができます。
ちなみにインターネットの接続サービスはシートクラスに関係なく、全ての乗客が利用可能です。

従来は客室前方や天井に設置されたディスプレイで、録画されたNHKのニュースなどが放映されていました。
ところが今は自分で持ち込んだ端末を利用して、希望するコンテンツを自由に視聴することができるようになりました。
機内Wi-Fiサービスの普及で、機内での過ごし方が大きく変わってきています。

海外の飛行機内のWi-Fi事情

wifi海外の航空会社でも機内Wi-Fiサービスを開始するケースが増えています。
2018年2月時点で海外の主要な航空会社はボーイング777やエアバス330・380型機などの大型機を中心に、機内でもインターネットが利用ができるサービスを開始しています。

海外の航空会社でも機内Wi-Fiサービスの利用料金は無料、または利用する時間ごとに数百円~2,000円前後に設定されているケースがほとんどです。
ちなみに海外の航空会社でも、Wi-Fiサービスの利用の可否や利用料金はシートクラスには関係がありません。
アメリカの一部の航空会社では、1ヶ月単位で40~50$のプランも選択することができます。
今後も世界中の航空会社で機内Wi-Fiサービスの設置が進むことが予想されています。

格安航空会社で機内Wi-Fiサービスを提供している会社は少ないのですが、セブパシフィック航空やライアン航空などのLCCでは既に機内でのWi-Fiサービスを開始しています。
LCCでも競合他社に対してサービスの差別化をする目的で、機内Wi-Fi設備を設置する会社が増える可能性があります。

携帯端末の普及とともに長時間のフライト中の過ごし方が変わってきています。
最近は自分のスマートフォンやタブレット端末で動画を観たりゲームをして過ごす人が増えているため、フライト中も機内でインターネットが利用できるように機材を改修する航空会社が増えています。

機内Wi-Fi設備を設置することは航空会社にとって余分な出費となりますが、トータルコストを削減する効果もあります。
多くの乗客が自分のスマートフォンやタブレット端末を持ち込んでインターネットを利用したりダウンロードしておいた動画を閲覧するようになれば、座席ディスプレイを省略することができるからです。
座席ディスプレイを省略すれば機体の重量が軽くなるので燃費が向上しますし、メンテナンス費用が節約できます。
海外では座席ディスプレイの設置を廃止した航空会社もあるほどです。

海外の航空会社を利用する場合には機内に置かれている新聞・雑誌・座席シートに表示されるコンテンツのほとんどが外国語で、日本人の乗客は機内で退屈な時間を過ごさなければなりませんでした。
自分で持ち込んだ端末やノートパソコンを利用して機内でWi-Fiが利用できるようになれば、常に日本語でインターネットを閲覧したり動画コンテンツを視聴しながら時間を過ごすことができます。